そもそも,自分は車には全く詳しくないが,ITSとかプリウスのせいかHVなどには,非常に興味を持っている.
しかし,この本を読む限り,EVの登場というのは,あまり認知されていなが,車業界に限らず,社会全体を変える非常に大きな変革をもたらすこととなる.
その前に,EVといえば,まず考えるのが環境問題である.
環境問題といえば,昨今,鳩山総理の国連演説が記憶に新しい.自分はあの鳩山総理の演説は,世界が日本に注目を集めてくれているようで,少し喜びを感じる.
このような25%の削減目標を明確に世界の前で発言した意味合いは大きいはずだ.
かつて,マスキー法で大きな技術革新があったように,この分野でも大きな技術革新を期待し新たなイノベーションの可能性が高くなる.
と,一部の人は語っているし,自分も企業単位では困難であったり役割が異なるところでは,政府がそういう大きな目標を打ち出していこうという姿勢は嫌いではない.
しかし,自分が疑わしいと思ってしまうのは環境問題である.
そもそも,環境問題といのは本当に存在しているのだろうか?
こんなことを言ったら,アル・ゴアに怒られてしまいそうだ.
非常にプレゼンがうまい.アメリカの政治家はみんなプレゼンがうまくないと,やはり偉くなれないのだろうか?
話を戻すと,結局多くの科学者がそれらしいと思って言っていることは分かるが,それは未だ信頼するに値するのかという疑問である.
地球シミュレータでの算出なんて,ほとんど正確な数値を出しているのか疑問である.
シミュレーションの前提条件が少しでも現実と違っていれば,全く根拠のない数値遊びにしかならいのは,一度やったことのある人なら分かるはずだ.
つまりは,IPPCの情報だって信じていいのか分からないし,誇張説やら,政治的陰謀説みたいなものまで出ている現状なのである.
正直,このへんは自分自身どうなっているのか判断ができないので,気になるトピックであり,今後勉強をしたい.
環境問題の一番なっとくのいく説明は結局,経済問題なんだよ.と言われると自分の中で大きな納得を得るのだが.
ただ,EVの場合は,別に環境問題を改善するとか大きなことを言わなくても,排気ガスのないクリーンな空気にしようとか,石油資源の少ない日本で,石油資源に頼らずにEVを普及させようとか,外交にむだな圧力をなくすためとかなら,まだ理解ができる.
それに,石油資源は本当に長い目でみれば,使える分野は限られてくるんだから,今後の日本にとっては,重要な要素となることは分かる.
それと,今回EVに登場は大きな経済効果を今後もたらす可能性があるし,車の産業モデルを大きくかえることになる.
EVに関しては,アメリカ政府も援助しているし,各国の政府が援助を行っているようだ.
http://wiredvision.jp/news/200910/2009101322.html
こうやって,大きくインフラが変わるってことは,すごいことだと思う.
今までの車がガソリンスタンドとかのインフラ整備を発展させたように,またEVが新しいインフラを整備し,大きな経済効果をもたらすのかな?
日産はバッテリーの交換するスタンドを提案してますよね?
それと,今まで自動車会社がもっていたエンジンのノウハウを失い,電池会社が新しく世の中の需要を大きく生み出すこととなる.
電池は日本が得意とする産業らしいが,今回のEVの注目を集め,各国,各メーカが電池で主導権を握れるように,色々と動いているようだ.
そのあたりの話は本にのっているので,読んでください.
結構ためになりました.
でも,自分は電池開発の世界には向いてないな 笑
とにかくにも,EVにはまだまだ問題があるようですが,今後このEVがどうなって,主導権を握るのは先手をきった三菱自動車,富士重工,日産なのか?
それとも,未だにEVについて沈黙を守っている,トヨタなのか?
(トヨタっていつもギリギリまで黙ってるイメージ)
それとも,海外メーカが主流を持っていってしまうのか,気になるところですね.
長い.
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