2011年3月6日日曜日

結婚式の二次会幹事を頼まれたあなたへ



先日,知人の結婚式に出席しました.その時は幹事をしていませんが,僕は,よく会場として結婚式の二次会に使われる料理店の店員さんから,色々とノウハウを教えてもらったことがあるので,ここでそれをまとめておきたいと思います.

もちろん,二次会は十人十色でいいのですが,当日スムーズに行うのにはコツがいります.失敗させないための方法を,まとめておきます.


二次会幹事の心得

1,当日の仕事は司会以外してはいけない

幹事は,当日の仕事は司会以外してはいけません.当日は最も暇な立場でいてください.なぜなら,当日は何が起こるかわからないし,臨機応変に対応するためには幹事がある程度フリーである必要があるからです.そして,色々な仕事を一人で行うのは不可能です.

そのためには,事前に必要な仕事をピックアップし,それぞれ担当者をお願いします.人が足りない場合は,新郎新婦に適任がいないか相談すると良いでしょう.

2,自分の価値観にゆだねない

難しい話ですが,良かれと思ったことが,結婚という舞台の場合,失礼に値する時があります.例えば,BGMの選曲も,人によっては,相応しくないと思われてしまう時があります.恋愛系の曲は,起源をたどると,不倫の歌だったりという場合もあります.また,立食形式が良いと思っても,年配の方がいたり,マナーや形式を気にする方がいれば,席を決めるべきだと思う方もいるかもしれません.自分が気にしない事を,気にする人がいることを頭に入れておきましょう.もちろん,多くの場合は気にされない場合が多いですが,後々不快に思われた方がいたことを知ることがあるかもしれません.

これらの解決策は新郎新婦の考えを聞く事です.主役は,新郎新婦です.二人が望む二次会であれば,基本的なマナーを守れば,多くの場合丸く収まります.また,出席者の多くを把握しているのも新郎新婦です.幹事と協力して,良い二次会にしましょう.他についても,判断に困った場合は,新郎新婦の意見を尊重してあげましょう.

3,主役は新郎新婦

なにより主役は新郎新婦です.司会を行う場合も目立つ必要はありません.司会は,そもそも主役を引き立てる存在です.あまり,記憶に残らないくらいが実はベストなのかもしれません.特に幹事は初対面の出席者も多くいるので,変に目立つと,その方々が引いてしまう場合もあるので,うまく新郎新婦を引き立てることに従事してください.

準備

1,必要な仕事とモノ,予算を決めましょう

まず決めるのは,必要な仕事とモノです.仕事とモノは行うイベントにより変わります.イベントは新郎新婦と相談して,決めましょう.

イベントはゲームだけでなく,退場時に何かミニプレゼントをあげたり,受付と開始の間に映像を流したり,ゲーム以外にもサプライズを用意したりと工夫しがいのある所です.また,BGMについて,新郎新婦の希望を聞いてあげると良いかもしれませんね.

この時点でおおよその予算が決まるので,予算を事前に新郎新婦から頂くと良いでしょう.参加人数,景品の質によりますが,ビンゴゲームの景品で,およそ8~15万くらいです.とはいえ,一般的な二次会予算なら15万あれば,自由がきくと思いますので,その程度を事前に頂いておくといいかもしれません.

また,この時に新郎新婦との仕事の住み分けを決めましょう.特に,二次会の招待を誰がやるのかは,ケースバイケースです.

2,担当者を決めましょう

やること,予算が決まったら後は担当者を決めましょう.僕が二次会幹事をやるときは,楽しい景品購入以外は全て,知人に任せてしまいます.そして,担当者に適任を決めるのも幹事の大事な所です.ユーモアが必要な仕事,律儀さが必要な仕事,それぞれの仕事を適任者に任せましょう.そして,モノを購入する時は必ず領収書をもらうようお願いしましょう.お金の管理は大切です.

新郎と新婦のそれぞれの友人から幹事が輩出され,お互いに面識がない場合,よくそれぞれの幹事の不満を言っているのを耳にします.お互い気持ちよく,幹事を行うにも,担当を決めるのは大変有効です.それぞれが,自分のスケジュールで,担当をこなしてもらえるので,スムーズにいくこと間違いありません.

3,受付と退場が最も忙しい

幹事や新郎新婦はイベントばかりを気にしてしまいがちですが,最も大変なのは,受付と退場です.受付は30分という時間の間に,80~120人をさばく必要があります.これは大変な数字です.また,退場時も多くの人を待たせてしまう時間です.

受付には,お金管理をしっかりと任せられる人と,受付に相応しいような華のある人を担当者として決めると良いでしょう.3~4人いても,多すぎることはありません.また,受付の方はプレゼントをもらった場合,名前を控えてあげると良いでしょう.新郎新婦が,お礼をしやすいです.

チェキやポラロイドで写真を撮るのも多くの時間がかかります.カメラは2~3台あるとベストで,それぞれ担当者を決めましょう.

4,買い物の仕方など

定番のディズニーペアチケットは,ディズニーストアの指定店で購入できます.他,景品は人それぞれでいいのですが,景品以外は極力出費を抑えましょう.例えば,ビンゴゲームをやるにも,ビンゴの装置は必要ありません.今では,PCがその代役として充分機能します.また,動画の編集も今ではPCを使えば,かなりのレベルが期待できます.また,Amazonでは,格安で必要な備品が大抵揃います.備品関係は,東急ハンズなどを検討する前に,Amazonを検討することを激しくおすすめします.

5,当日の流れを確認

当日の流れは,一度書き落とした方が良いです.店側に,こういう流れで行きたいと,打ち合わせするのにも便利ですし,各担当者と意思疎通を行うにも便利です.また,多くの方は基本的な司会原稿を作ることをお勧めします.その場に,相応しい言葉は,素人には臨機応変には出てきません.

6,道が分かりづらい店の場合

道が分かりづらい店の場合,招待状に地図を載せるのはもちろんですが,案内係を用意し,案内係の連絡先も記載することを,おすすめします.このスマートフォンの時代でも,残念ながら道に迷う方がいます.最寄りの駅に案内係を配置するか,店に早くから待機してもらい,迷った方から電話が来たら,すぐに案内に伺いましょう.案外,道に迷う方が多数いることが,僕にはカルチャーショックでした.

7,披露宴会場と二次会会場が離れている場合

時に披露宴は押してしいます.幹事が二次会の会場に遅れる場合は,代理で誰かに早めに行ってもらうと助かることがあります.備えあれば憂いなしです.

8,出し物の時間が長い場合

余興が長い場合,余興者が主役のように演じてしまう時があります.主役は新郎新婦です.時間配分も,それを肝に命じましょう.参加者は新郎新婦と写真撮影等をしたり,雑談したりする時間を楽しみたいものです.

当日とそれ以降

1,当日は暇な人であること

二回目ですが,当日は司会以外に仕事をしないでください.基本的な準備や,担当者と最終チェックを行うだけで,結構忙しいです.それに,トラブルはつきものです.自由に行動できるようにしましょう.責任者は,本当は仕事をしてはいけません.

2,終わったら感謝を

仕事を担当してくれた方には,心から感謝の気持ちを述べましょう.また,担当者へのねぎらいの品を用意しておくと,喜ばれるでしょう.僕はスターバックスカードを頂けたことを今でも嬉しく思っています.

二次会は人それぞれですが,基本を押さえて,+αの工夫をしてあげることが,良い思い出作りになると思います.

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