書いてあることは、間違っていないと思う。自分自身も修士の研究の題材に、既存の技術を他の分野に応用することで研究らしきことを行っていた。アイデアは日々道端に転がっているが、問題は、日頃からこれを実践できるかだと思う。また、唯一システム化された、アイデアの創出方法がブレインストーミングであるという指摘と、アイデアを上司や世間からどのように守るかという話は興味深い。僕は、アイデアは様々な知識を、知恵とし、それらを有機的に繋げられるかどうかだと思っている。
参考に、以下のFlickerの写真がよくまとまっています。
東野圭吾は読まないと決めていたが、再び手に取った本。個人的にはやはり、東野氏の作品とは相性が悪い。設定に無理があるのと、推理小説ならではの人間味がない。ただ、相手に対する献身とはなんなんだろうか?と、考えさせる本。僕だったらこういう手段をとらないだろう。たとえ、落ちぶれた数学の天才であろうとも。
今は懐かしき「酒鬼薔薇聖斗」の両親の手記。(酒鬼薔薇聖斗はGoogle日本語変換で一発で変換可能) やはり、両親は何故そんな子供にしてしまったのだろうか?という問いが読者の気になるところだと思うが、確信的な解答を得ることはできない。いくつか気になる記述はあったものの、とうの両親でさえ、息子の犯した行為に戸惑いを感じ、パニックになっているのが伝わってくる。
僕はこれを読んで、両親から与えられた深い愛情に感謝したと共に、自分が子を持つときの、大きな責任を想像した。
非常に理論的で理系的だろうと、想像してしまうNASAの人間がチームワークを考えるときに、重要視したのが、コンテキスト。つまりは、人間の感情の部分である。この著者はハッブル望遠鏡のマネジメントをしていた人間で、ハッブル望遠鏡の失敗から学んがことをこのようなチームビルディングという本にまとめている。
この本を読んでいて、良いチームワークを発揮するのは、失敗やミスの報告が多いチームだ。という言葉を思い出した。何も悪い報告がないことほど、悪い状態はないのかもしれない。
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