著者は「ポジティブ心理学」(学問らしい)の研究の第一人者で、多くの裏付けのある内容と、個人的経験からこの本を執筆している。そして、著者の授業はハーバードで最も受講生の多い授業だった。
この本は、あなたが仕事もプライベートも含め、日常の問題でわだかまりがあったり、解決に困難な事があったり、向うべきベクトルを見失っているのであれば、読んで手にする価値のある本だと思います。そう考えると多くの人が何らかのシンプルなヒントを得ることができるのではないでしょうか?
確かに、言われてみれば、至極当たり前だと思う内容もありますが、ふとこういう本を読んでみて、自分の日頃を振り替えったり、生活を変えていくのも悪く無いですね。
以下は、僕が気になった言葉をメモ。
変化するために必要なのは、自制心を養うことではなく、習慣を取り入れることだ
よく言われること。何かを始めたい時は、どうそれを日頃の生活に習慣として取り入れるか。
「運動しない」ことは「憂になる薬を服用しているのと同じようなもの」
デスクワークの人は、ウォーキングでもいいから行う。そして、ただ歩くを習慣化する。
つらかった経験を書きだすことで気持ちの整理がつきやすくなる
自分の感情と向き合い、受け入れる。
「意義」と「楽しみ」の両方を感じられる活動
自分の時間の使い方をただ忙しい、ただ楽しいだけの時間ばかりで埋めるのは良くない。やるべきことをシンプルに。
「慣れ親しんだ関係」こそが、じつは大きな恩恵をもたらしてくれる
長年を共にするパートナーとの関係
実際に失敗したときのつらさよりも、失敗するかもしれないと感じるときの恐怖のほうが、じつは私たちを痛めつけるのです
失敗から学ぶ。リスクをとって(大抵の場合リスクなんてないが)、困難に立ち向かい自尊心を養う。
失敗は人生の一部分であり、成功につながる欠かせない要素
完璧主義よりも最善主義を
「言ったことを実行する」ことと「自己信頼感」には相関性がある
一貫性をもてば好循環がうまれる
長期的な関係にはすべて、いつかは「行き詰まり状態」が訪れる・・・この行き詰まり状態を、個人的な成長と対人スキル向上の重要な分岐点
パートナーと問題に向かい合うことが重要
定期的に休息し回復する時間をとるだけで、精神科でもらう薬と同じような効果がある
睡眠時間は簡単に削るものではない。その代償は個人だけでなく、社会も支払うことになる。また、休息をとり回復をすることは大変重要。
人は出来事そのものではなく、出来事への自分の解釈に反応する
出来事→思考→感情。認知の歪みがあったら、その出来事に対する考え方を変え、違ったように感じればよい。
真の友は、私に対してありがたい存在であり、敵としての役割も果たしてくれます
私を成長させてくる真の友。
チームワークのいいチームは「より多くのミスを起こすのではなく、より多くのミスを報告していた」
「失敗して学ぶか、学ぶこと自体に失敗するか」という概念は個人だけでなく、集団にも拡張できる。
深遠な思いやりとは、利己主義が高度に発達した形態
自己愛と他者への愛に違いはない。
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