その際に学んだことをメモします。
・ファイナンシャルプランナーに必ず相談する
保険の内容をいきなり理解することは難しいです。
とはいえ、人生で2番目に大きな買い物といわれているので、慎重に選びたいところです。
そこで助けになるのが、複数の保険会社の代理店となっている乗合代理店のFPです。
代理店が扱っている保険会社の種類や、担当となったFPの方の、FP技能士(国家資格)、AFPやTLCなどといった資格の有無を確認しましょう。
・学資保険は、返戻金のある死亡保障保険を利用する人も
子供が生まれると学資保険を検討する人がいると思います。
しかし最近では、学資保険の代わりに、低解約返戻金型保険を利用する人が増えているようです。
途中解約した時は返戻金が元本割れしますが、もらい方を自由にできたり返戻率が学資保険より高いものが多いなどメリットもいくつかあります。
以下を参考にしてください。
http://hokensc.jp/gakushi/teikaiyaku.html
・更新型の定期保険。若い時は安く見えるが、要注意。
自分はFPと、生命保険会社の営業マンの両者に生命保険を相談しました。
生命保険会社の営業マンから強く勧められたのが、更新型の定期付終身保険でした。
更新型の定期保険は、若いうちに入る時は保険額が安く見えますが、更新時に保険料が多く増え、払えなくなることや見直しをするのが一般的です。
実はこの保険、FPには強く否定され、生命保険会社の営業マンには強く勧められたため、印象深かったのを覚えています。
FPの方が仰る、必要な量に必要な額だけを最低限で保険をかけるべき。という考え方とはあっていなかったようです。
・家を買う前の方が死亡保障に必要な金額は増える
家を買う時は、ローンを組む際に、団信などの生命保険に加入するのが一般的です。
自分は家を買う時に生命保険に加入するのだから、賃貸の間は保障の少ない生命保険で良いだろう。と考えていました。
でも、それは必要な補償額を考えると誤りです。
家を買う前に生計主が亡くなった場合は、家族のその後の住居代が必要になるため、保障額が多くなってしまうからです。
なので、賃貸の場合は、そういった注意も必要です。
しかし、家を買うと死亡保障は減るものの、地震や火災などのリスクから家財や建物を守る保険が必要になってきますので、別途考えないといけないものも増えてきます。
・控除もあることを忘れずに
一般生命保険料控除、介護医療保険料控除、個人年金保険料控除があり、それぞれ最大4万円の所得税控除と2万8千円の住民税控除が期待できます。
・先進医療特約。使う可能性も少ないし、高額なものも限られるが。
先進医療特約は、使う可能性も少ないですし、意外に高額な治療となる先進医療も少ないです。しかし、月額負担も少ないため入る人が多いとのことです。
http://hokensc.jp/iryou/senshin.html
・保険会社の破綻リスク
頭の片隅に保険会社の破綻リスクがあることを覚えておきましょう。
・結婚も出産も晩年化している現代。早めにあえて保険に入るという選択肢も
子供が生まれてから保険に入るより、健康状態もよく出産時の保障も入りやすい若い時に保険に入ることを考えるのは悪くないと思います。
得に、今は晩婚化しているので、健康状態が悪くなり、必要となった時に保険の選択肢が限られてしまう可能性もないわけではありません。
自分は、一切保険に入らずに20代を終えようとしていましたが、何か病気になっていたらと思うと少し怖い部分がありました。
以下は、自分が読んだ本の中でオススメを残しておきます。
保険マンモス ザイ編集部
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 147,105
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内容も読みやすく、主張もシンプルです。
一冊目の導入としては、これが良いと思います。
自分に必要な保障額の考え方と、最低限の保険の組み方の基本が理解できます。
講談社 (2013-01-15)
売り上げランキング: 180,065
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清水 香
講談社
売り上げランキング: 173,880
講談社
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民間保険だけでなく、公的保障などについても書かれています。
一般的な知識を把握するのに良い本です。
日本経済新聞出版社 (2013-01-28)
売り上げランキング: 45,245
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保険の種類や仕組もなどが幅広く書かれている本です。
手元に一冊あると辞書的に使えて便利です。
保険業界全体の問題点や日本独自の歴史を把握するのに良いです。
一時期世間を騒がした、不払い問題についても書かれています。
保険会社に対する目が変わってきますよ。
ネット生命の副社長の岩瀬さんが書いている本なので、個人的な保険の組み方を考えるというより、保険業界を知るという意味で面白いです。
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