2014年2月16日日曜日

世界を閉ざす、自分の「箱」から脱出する方法

雪積もる中、積んだ本を解消していきました。

自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンジャー インスティチュート 金森 重樹 冨永 星
大和書房
売り上げランキング: 306


あなたも、自己欺瞞の状態に入っていませんか?
あなたの周りも箱に入った人で溢れていませんか?

・グループで一人だけ違う方向に向かっていた。
・仕事相手に、ストレスを与えてしまっている。
・職場の雰囲気がよくない。
・業務上の細かな情報が、自分だけシェアできていない。

そんなことが、起きている時は、あなたは”自己欺瞞”の状態、つまり”箱”の中にいる可能性があります。

あなたが、”箱”の中にいると、組織として、ビジネスで結果を出すことができません。
プライベートも、そんな状態だとギスギスしてしまいます。

そういう状態を解決するために、人との接し方について、書いている本です。
読めば、至極当然の内容です。
しかし、振り返ってみると、自分も他人も、こういう状態の時があって、仕事がうまくいっていないと思わされる時があります。

また、説明が体系的なのもあって、理解しやすいです。

この本を読んでから、自分は

”あの人、「箱」に入ってるな〜。”
とか、
”自分が今「箱」に入ろうとしている!”

と、思いながら仕事をしています。

そうすることで、世界が少しずつ変わるので、面白いですよ。



以下は、気になる文書の抜粋です。

自分への感情を裏切った。自分への裏切り。

自分を裏切ると、周りの世界を自分の裏切りを正当化しようとする視点でみる。

自己正当化のイメージが自分の性格になってしまう。

自己正当化イメージに自分は欺かれている。

息子を攻めている自分を正当化するためにも、息子に失望させられなくてはならなかった。

箱の中にいると、結果に気持ちを集中できなくなる。

他の人が間違ったことをしていることを注目するのではなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを考えろ。

箱の中に入っているといって他人を責めるな。自分自身が箱の外にとどまるようにする。