2012年1月21日土曜日

勇気を持って日本の国が抱える問題を正視する。-仕事の本質とは-

ハゲタカ(上) (講談社文庫)
真山 仁
講談社
売り上げランキング: 2976

ずっと、単なる資本主義に対する批判本だと思っていました。

バブルに浮かれ、本質を見誤った日本人に対して復習を誓った、ゴールデンイーグルと呼ばれたある一人の男の物語。

ストーリーの流れはありきたりかもしれないが、出てくる登場人物のそれぞれの生き方と、時代背景は学ぶべきところがある。

オリンパスの”飛ばし”が話題となり、バブルのツケがまだ消えてない今としても、彼らがどういったことを考え、”飛ばし”に走ったのかが見えてくる。
是非、今こそあらためて読んで欲しい一冊。

そう、バブルの狂気に酔った大人達が、自分たちの全うする仕事の本分を忘れ、輝きをなくす。

仕事の本質とは何か。

個人的には、そういったことも考えさせられた一冊。



また、エンジニア好きな方は、仕事の本質を考えるのに以下の一冊もお勧めです。

下町ロケット
下町ロケット
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池井戸 潤
小学館
売り上げランキング: 162


メーカーは何をもって商売をするのか。
当たり前の問題を深く考えさせられる、夢と本質を見極めた男の物語。

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